大会長挨拶

爽やかな秋の風が心地よいこの季節に、今年も多くの市民ランナーの皆様や招待選手にご参加いただき、「第50回札幌マラソン」を盛大に開催できますことを大変嬉しく思います。
昭和51年に始まった本大会は、台風や新型コロナウイルスの影響による中止を経験しながらも、本市を代表するスポーツイベントへと成長し、今年で第50回を迎えることができました。
札幌市では、「スポーツの力でまちの未来を切り拓く」という基本理念のもと、年齢や性別、障がいの有無、国籍等を問わず、様々な立場・背景を有する市民が共にスポーツに参加できる環境の構築や機運の醸成などに取り組むことで、スポーツを通して関わり合い、相互に個性や多様性を理解・尊重し合うとともに、お互いが支え合うことができる共生社会の実現を目指しております。
こうしたなか本大会では、昨年より、車いす利用者に限定していた「車いすオープン1㎞」を、障がいの有無にかかわらずどなたでも参加いただける「だれでも1㎞」としてリニューアルし、「ハーフマラソン」・「10㎞」種目における給水方法を、マイボトル・マイカップによるセルフ方式へと改めました。環境にやさしい持続可能なマラソン大会を実現させるため、「MAKE NEW」というスローガンのもと、これからの札幌マラソンを参加される皆様と一緒に作り上げていきたいと考えております。
参加される皆様におかれましては、これらの取組についてご理解・ご協力賜りますようお願い申し上げますとともに、紅葉で彩られた札幌の街並みや豊かな自然を満喫しながら、日頃の練習の成果を遺憾なく発揮し、笑顔で完走されますことを期待しております。
結びに、開催に向けて準備を進められた役員、関係者の皆様をはじめ、多くのボランティアの方々のご尽力に深く敬意を表しますとともに、大会の成功と選手の皆様のご健闘をお祈り申し上げます。